来年からつかわれる2013年度の高校生教科書が大きくかわりました!
英語だけでなく、物理も世界史も、どの教科にも日本人の活躍や日本の伝統をつたえる内容がふえたとのこと。

具体的には

英語(の教科書)では、海外文化に影響をあたえた葛飾北斎の浮世絵や、環境に優しいとして注目されてる風呂敷を大きく扱った社が数社あった。
マンガやアニメ、コスプレを「カワイイ」もしくは「クール」な日本文化として紹介する(教科書の)社も多い。

と朝日新聞に紹介されてました。

↓出版社ごとの具体的な例↓
 ●開隆堂出版…コミュニケーション英語1で、日本の「カワイイ」文化としてAKB48の写真を掲載。
 ●東京書籍…「カワイイ」文化の一例として「キティ」を載せている。
 ●日本文教出版…英語には”話題のひと”としてスケートの浅田真央選手や、ピアニストの辻井伸行さんのエピソート&顔写真もあわせて掲載。




「英語で授業」に対応

保護者世代の私たち(30~40代)の高校英語授業といえば、“英語授業は日本語でおこない、英文をよむときだけ英語をつかう”というパターンがほとんどだったのでは?

しかし現在は違います。
“出来るだけ英語授業そのものも英会話でやりましょう!”という流れです。
つまり海外で英語の授業をうけているように、先生の説明も生徒への支持もすべて英会話でおこなうわけです。

英語では、「授業は英語で」と明記された新学習指導要領を意識し、支持文も問題文も英語にした教科書が、上級レベルを中心に、全体の約3割にのぼった。大修館書店の担当者は「生徒が少しでも多く英語にふれられるように、日本語は最小限にとどめた」と話す。

中~初級レベルでは、「ほとんど英語で授業をするのは現実的には難しい」と判断した社が多く、教科書に大きな変化はなかった。多くの社が、授業で使う英語表現を紹介するページを加えたほか、「話す」「要約する」など英語の活用場面を増やすなどした。

他教科にも、英語が続々と登場。啓林館の数学Bと数学3の巻末には、「数列」「ベクトル」など約100ごの英語表現がもりこまれた。担当者は大学では英語で論文を書くこともある。入試だけでなく、広い視野をもってほしい」。
理科でも、啓林館が物理に英文コラムを掲載。放射線や万有引力などの英語表記を脚注にいれた社もあった。 
~2012年3月38日付け 朝日新聞より抜粋~

公立高校ではレベルもさまざまなので、変わらず日本語での英語授業を行うこともあるでしょう。しかし、日本における英語授業のながれとしては、間違いなく「受験英語だけでなく、日常的な英会話こそをスムーズにしていくべきだ」という流れにむかっているのだと、感じさせられますね。