子どものうちからの英語学習方法を、いろんな人から学ぶためのコラムが朝日新聞に全10回掲載されました。とてもよい内容だったので要点をまとめてお伝えしたいと思います。
第2回目は、インターナショナルスクールの理事長になった元駐日インド大使、アフターブ・セット(66歳)さんがすすめている方法です。
<今回の語り手の名前と職業>
東京にあるインターナショナルスクール理事・
インド人のアフターブ・セット氏
<経営している東京のインターナショナルスクールについて>
「日本の幼稚園から高校にあたる全学年で、学習に使う言語はすべて英語。
さらに英語力をきたえる授業が毎日あり、小学生なら英語の書きとり、会話、作文などを日替わりで教えています。特に話すことを重視していて、週1回の“パブリックスピーキング”の時間には、全校生徒の前で英語で意見を発表させる。宿題は毎日、テストも毎週あります。」
<早い時期の英語教育はOK?>
「英語教育をはじめるのに、早すぎるということはない。日本では“幼い子どもに二つ以上の言語を学ばせると、脳に過剰な負担をかける”との慎重論がありますが、全くのナンセンスです。」
<英語学習法について>
「楽しんで学べるような工夫は大切です。とくに幼いうちは歌やダンス、漫画やアニメを使って遊びながら学ばせるといい。長期的にやれば単なるお遊びに終わらず、語彙力や聴解力の強化につなげられます。」
(2010年8月6日(金)の朝日新聞コラム“いいのか学生英語”から一部抜粋しました)
今回の英語学習方法のまとめ (by 管理人)
アフターブ氏のお孫さんは2歳ですが、すでにヒンディー語、ペルシャ語、スペイン語、英語の4つを話すのだとか。
ですがこれにはからくりがあって、母親がイラン人でベビーシッターがエクアドル人、更にアメリカに住んでいるそうです。
実際に周りの大人が異なる言葉をはなしているからこそ、お孫さんもたくさんの言語を同時に覚えることができるのだと思います。
仮に日本にすんでいる子どもをバイリンガルにしたいのならば、やはり片親、もしくは両親が英語ネイティブであることが一番の近道では?と感じました。
そうでないなら、日本語と同じ量の英語シャワーを子どもにあびせ続けるしかないようですね。