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  • いいのか小学生英語 最終回 「“黒幕”大学教師、邪魔するな」

    いいのか小学生英語 最終回 「“黒幕”大学教師、邪魔するな」

    「いいのか学校英語」というコラムが朝日新聞に全10回掲載されました。子どものうちからの英語学習方法を、いろんな人から学ぶための内容です。とてもよい内容だったので要点をまとめてお伝えしたいと思います。

    最終回になる第10回目は、英語トレーニングのICC代表で、「TOEICの伝道師」とも呼ばれる、千田 潤一さんのコメントです。
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    <今回の語り手の名前と職業>
    TOEICの伝道師
    千田 潤一さん(ちだ じゅんいち・62歳)


    千田さんはこれまでに、企業人や教員むけに英語トレーニング法の研修を4000回も行ってきたそうです。

    <学校の先生へ>
    「中学高校の先生はプロとして、もっと英語力を鍛えてほしい。先生たちのTOIECの点数は、公開テストから酢いしくすると、平均して中学教員が560点、高校教員が620点前後です。
    これは英語を教えるレベルではなく教わるレベルです。
    英語ができなくても飯がくえる唯一の英語関係の仕事が中学高校の英語教員って、おかしくないですか。」

    <大学入試問題は、なぜ実践とかけはなれているのか?>
    「新入社員の英語力が低いのは、中学高校の先生によるところが大きい。でも本当の“黒幕”は大学入試問題を作る大学の英語の先生です。
    なぜ実需とかけはなれた問題をつくるのか。

    お願いですから、大学の先生は入試で英語教育の邪魔をしないで欲しい。入試はTOIECなどの外部テストを使ったらいいんです。
    これ一発で大きくかわります。」

    <適切な自己学習のやりかたを中学高校でおしえよう>
    「何を、どう、どれだけやれば、どこまでのびるのか。(先生は)生徒に目安をみせてあげてください。私たちの企業研修では必ず見せます。

    音読は5回、音読しながら書き写す“音読筆写(ディクテーション)”は20回、リスニングは約300時間ごとに体に変化がおきる。合計2千時間ほどで劇的な変化がくる。

    それを最初にみせて、目安と希望を持ってもらいます。」

    <英語力を伸ばすうえで、学校は重要!>
    「英文法が大嫌いだった高校時代、先生に“本は基本構文の宝箱”と勧められ、安部公房の「砂の女」の英訳版を読みました。分からなくても辞書を片手にひたすら読み続けたら、文章の型が自然tみにつき、成績がびっくりするほどあがった。」
    (2010年9月2日(水)の朝日新聞コラム“いいのか学生英語”から一部抜粋しました)
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    今回の英語学習方法のまとめ (by 管理人)

    今回の回答インタビュアーは、なんと!大人向けの企業研修を4千回もこなしてきたという、千田氏です。この方も「大学入試をもっとTOIECのように、実践にそった内容にするべきだ」と言っておられます。

    それは私も同感です。2011年現在、日本の学校では「受験英語」と「英会話」の2種類が存在しています。普通にネイティブと話すには「英会話」が必要なのに、英語をつかって好きな仕事につこうとすれば「受験英語」をさけては通れません。

    この2つを1本化できれば、よりよいわけですが、2011年度の高校&大学入試テストをみるかぎりまだまだ実現にはほど遠いでしょう。

    では私たち子どもの保護者はどうしたらいいのか!?
    それにはやはり
    「なぜ子どもに英語を学んでほしいのか?」
    「子ども自身の夢はなんなのか?」
    という目的意識をハッキリさせることだと思います。

    例えば第1回目に紹介した杉山愛さんのように「世界でテニスをしていくために英会話が必要」というのならば受験英語はまったく不要ですよね。英会話スクールにどんどん通って会話力をあげるべきです。

    また、子どもが「将来はスペースシャトルの設計をしてみたい」という大きな夢を抱いているかもしれません。
    それならば英会話力だけあってもダメですよね。受験英語をしっかりこなして、よい学校にいって、スペースシャトル製造に携わっている一流企業に就職する必要があるわけです。

    子どもがまだ小さいうちはそこまで考える必要はありませんが、小学5年生くらいになれば、将来の夢を含め、親子でいろいろなことを話し合うことも大切になってくると思いますよ。

  • いいのか小学生英語 第9回 「イマーション教育の普及を」

    いいのか小学生英語 第9回 「イマーション教育の普及を」

    学校英語の第9回目は、バイリンガル教育に詳しいトロント大名誉教授、
    中島 和子(なかじま かずこ)さんのコメントです。

    「いいのか学校英語」というコラムが朝日新聞に全10回掲載されました。子どものうちからの英語学習方法を、いろんな人から学ぶための内容です。とてもよい内容だったので要点をまとめてお伝えしたいと思います。
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    <今回の語り手の名前と職業>
    バイリンガル教育を国策でかかげるカナダに住んで通算50年、
    子育てもカナダで行ってきたトロント大名誉教授
    中島 和子さん(なかじま かずこ・73歳)


    カナダでは国全体で英語とフランス語の両方を習得するべく、“イマージョン教育”という外国語教育を行っています。

    <カナダ式 イマージョン教育とは?>
    「算数や理科といった主要教科を外国語を使っておしえます。例えば浮力について教えようと思ったら、水にうかべた物体をみせながら、説明はすべて外国語でする。子どもは言葉がわからなくても、先生の動作や表情を手がかりに、浮力がなんであるか学んでいく。その過程で外国語を自然とみにつけるというわけです。」

    <カナダ式イマージョン教育のながれとは>
    「幼稚園の後半からはじまります。最初は子どもに外国語(=フランス語)を話すことを強要せず、先生だけが外国語ですべての授業をおこなう。慣れてきたら子どもも徐々に外国語で話すように指導します。

    会話と読み書きの基礎ができたところで、例えば小学校の中学年では7割、高学年では5割と外国語の割合をへらしていく。

    高校では特定の教科をのぞいて学習言語を母国語(=英語)にもどしますが、この計画的な接触量の調整によって、母国語を犠牲にせずに、両方とも自由にあやつれるようにするのが狙いです。」

    <日本ではバイリンガル教育の弊害が問題になっているが>
    「同時にやると、両方とも中途半端になるとの懸念もきかれますが、40年余の歴史をもつカナダでは、相乗効果でかえって母国語の能力がたかまるという傾向が確認されています。」

    「言語の習得には時間がかかるうえ、使わなくなるとすぐに忘れてしまうという難点があります。だから英語教育は幼児期からはじめるだけではなく、大学まで一貫したカリキュラムにもとづいておこなうことが肝心です。」

    <日本の英語教育現場について>
    「小中、中高などの一貫校で、英語に熱心な学校もふえていますが、卒業後も学び続ける場がなければ社会にでるまでに力がおとろえてしまいます。
    また、個々の学校まかせでは全体の底上げにもつながりません。国が抜本的な教育改革をしなければ、本当に英語のできる人材は育ちませんよ。」

    (2010年9月1日(日)の朝日新聞コラム“いいのか学生英語”から一部抜粋しました)
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    今回の英語学習方法のまとめ (by 管理人)

    今回はカナダが国全体でとりくんでいる「イマージョン教育」についてのお話でした。(カナダでは母国語=英語、外国語=フランス語、です)

    一番ナルホド!と感じたのは、幼児期にしっかり外国語教育をしておき、小学高学年になってから母国語の割合をふやしていく、というところです。

    これまでの日本の英語教育とはまったく逆ですよね。
    (2010年度までの日本の英語学習の割合→幼稚園、小学校=ゼロ。 中学校からスタート。 高校から本格的に。)
    “外国語教育40年”のカナダだからこその、長年の研究結果にそって決められた、ノウハウの詰まったカリキュラムだといえるでしょう。

    外国語に拒否感のない幼児期にはじめておくことは外国語の耳をやしないます。小学高学年になってから、母国語での割合をふやすことで、これまで足りなかった文法の知識や表現力をカバーできますね。

    すごくよい方法だと思いますが、インタビュアーの中島さんがおっしゃっている通り「カナダ国全体でやっているからこそ成果がでる」わけです。
    もし日本の私立学校だけでやるとすれば、それこそ幼稚園~大学までカバーしているかなり大きなコミュニティ学園である必要があるでしょう。途中で転入・転校してしまっては意味がありません(転校先で母国語の授業についていけなくなる可能性アリ)

    日本ではまだまだ小学校での必修化がやっと、というのが現実ですね。足りない部分は家庭や英会話スクールで補うしかないかと思います。

    ■カナダの事情補足■
    カナダでは憲法で1982年に英語とフランス語の両方が「国の公用語」として認められている。国民の 59.7%が英語、 23.2%がフランス語を母国語としている。
    (2011年3月28日現在の情報です。出典:Wikipedia)

  • いいのか小学生英語 第8回 「発音まねて朗読・暗唱せよ」

    いいのか小学生英語 第8回 「発音まねて朗読・暗唱せよ」

    「いいのか学校英語」というコラムが朝日新聞に全10回掲載されました。子どものうちからの英語学習方法を、いろんな人から学ぶための内容です。とてもよい内容だったので要点をまとめてお伝えしたいと思います。

    第8回目は、中国で人気爆発の「クレイジーイングリッシュ教室」を運営する、
    李陽(リー・ヤン)さんのコメントです。
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    <今回の語り手の名前と職業>
    中国でもっとも支持されている英語教室運営
    李 陽さん(41歳)


    <留学しなくてもネーティブ並の発音がみにつく方法とは?>
    「方法はとても単純です。ネーティブの発音をまね、繰り返し英文を朗読し、暗記する。」

    「大学時代、私は試験で3回続けて落第点をとり、英語が最も苦手な科目でした。でも、この方法で海外留学もせず、ネーティブ並の発音で英語がはなせるようになりました。(中略)
    狂ったように英文をよむスタイルから“クレージー・イングリッシュ”と名付けました
    」

    <英語を習得するために必要なこと>
    「外国語の習得は、自転車にのったり、ピアノをひいたりするのと同じ。頭で考えるのではなく、口のなかから自然と言葉がでてくるまで、くりかえし声にだして覚えるのです。
    頭脳労働ではなく、肉体労働です。」

    <日本の英語教育にたりないもの>
    「外国語の習得には、やはり朗読と暗唱は欠かせません。」
    「日本の若者はおとなしく、あまり話したがらない印象をもちました。中国の大学キャンパスでは、大声で英文を朗読する学生たちをみかけます。」

    <ネーティブのような発音を重視!>
    「私がおしえる場合は、どうやったらネーティブのように発音できるかに重点をおきます。例えば、“How are you doing?”、大げさすぎるくらいに1語ずつ正しい発音をやってみせます。口を大きく開き、腹筋をつかって声をだします。
    正しい発音で暗唱できる英文をふやしていくと、自然と単語がふえ、文法も頭にはいってきます。やがて自信がつき、ネーテイブの前でも堂々と話せるようになる。」

    <なぜ英語をまなぶのか?>
    「みなさんはなぜ英語を学ぶのでしょうか。中国人の多くは、いい仕事につくため、世界で活躍するために学びます。外国人と対等に英語で話すことが目的ですから、会話に重要な発音練習に力をいれるのは自然なことです。」

    (2010年8月27日(金)の朝日新聞コラム“いいのか学生英語”から一部抜粋しました)
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    今回の英語学習方法のまとめ (by 管理人)

    今回の学習法は、個人的にかなり共感できました。
    私も「いろいろな教材をたくさんやるよりも、同じ教材を暗唱できるくらいまでやったほうが英語力がみにつく」と考えているからです。

    最近では赤ちゃんのころから英語教育をするご家庭も増えています。賛否両論あるでしょうが、子どもがちいさければ、小さいほど「恥ずかしがらずに」「大きな声で」「英文を何度でもくりえす」ことができるという事実があります。
    大人ならたいへんなこの作業が幼児期ならば楽しんで行うことができるわけです。

    小学6年生以上になると、だんだんと自分の意思がはたらいてきます。
    このくらいの年齢になると「英語を学びたい!」という明確な意思がなければ、英文を何度も大声で繰り返したりはできないですよね。
    ですから、(子ども本人の意思ではなく)親の希望で子どもに英語を学ばせたいのなら、できるだけ年齢が小さいうちからスタートさせるのが得策だといえるでしょう。

  • いいのか小学生英語 第7回 「身近にネーティブの存在を」

    いいのか小学生英語 第7回 「身近にネーティブの存在を」

    「いいのか学校英語」というコラムが朝日新聞に全10回掲載されました。子どものうちからの英語学習方法を、いろんな人から学ぶための内容です。とてもよい内容だったので要点をまとめてお伝えしたいと思います。

    第7回目は、バイリンガル子育て中の女優、三船 美佳さんのコメントです。
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    <今回の語り手の名前と職業>
    ハリウッドでもよく知られている日本を俳優の故・三船敏郎さんの娘であり、女優
    三船 美佳さん(27歳)


    <父親であり、俳優の故・三船敏郎さんについて>
    「国際映画祭に招かれるとよく幼い私を連れていってくれたんですが、通訳を通してのやりとりがもどかしかったようで、“ブロークンでもいいからやっぱり英語で伝えたい”って。“これからの時代は世界中の人と一対一でちゃんと話しあえるようにならないといけない”と教えられました。」

    <現在5歳になるお嬢さんとバイリンガル育児について>
    「(父の影響もあって)私も娘が幼いころから日本語を話さない“英語の時間”をつくったり、アニメも英語と吹き替えを交互にみせたり、キッズ英会話スクールにも通わせました。

    幼いころって、その場で教わったことをすぐ自分のものにできる抜群の吸収力がある。大人がちゃんとした英語に触れる環境を作ってあげれば可能性は無限大なんです。」

    <インターナショナルスクールについて>
    (美佳さんの5歳のお嬢さんはインターナショナルスクールに通い、子供同士の会話も英語でおこなっているそうです)
    「みんながインターナショナルスクールに入るべきだとは思いません。私の友達にも英語の環境になじめず、転校する子もいました。特別な英語教育を受けさせようと思うと、金銭的、時間的負担も大きい。だから一刻も早く義務教育で、しっかり英語を教えて欲しい。」

    <英語力を伸ばすうえで、学校は重要!>
    「英文法が大嫌いだった高校時代、先生に“本は基本構文の宝箱”と勧められ、安部公房の「砂の女」の英訳版を読みました。分からなくても辞書を片手にひたすら読み続けたら、文章の型が自然tみにつき、成績がびっくりするほどあがった。」

    <学校英語のこれからについて>
    「ネーティブの先生をもっと雇ったらどうでしょう。授業以外の場で“英語でしか通じない”という存在で教科書を離れて自由に英語を口に出す機会がないと、せっかく勉強してもいざというときに役に立ちません。(中略)

    教科書を離れて自由に英語を口に出す機会がないと、せっかく勉強してもいざというときに役立ちません。」

    (2010年8月26日(木)の朝日新聞コラム“いいのか学生英語”から一部抜粋しました)
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    今回の英語学習方法のまとめ (by 管理人)

    「自分もインターナショナルスクールで学んだので、子供にも」というパターンですね。
    確かに英語はずっと使わなければ忘れてしまうので、友達も先生も英語を使って会話しているインターナショナルスクールは、バイリンガル教育には一番近道です。

    ただ、気を付けなければいけないのは「では日本語の教育はどうするのか?」という点です。日本人である以上、英語のシャワー以上の日本語は必ず身につけさせておくべきです。

    また、中学生以上、高校生以上になったらどうするのか?
    このまますべてをインターナショナルスクールで過ごすのか、それとも日本の高校に編入するのか、という選択もせまられます。
    (ほとんどのインターナショナルスクールは卒業しても、“高校卒業資格”をもらえません)

    どちらにしても、インターナショナルスクールに通わせる方法はかなりの金額負担が必要となるので覚悟しておいたほうがよいでしょう。

  • いいのか小学生英語 第6回 「学ぶスピリット足りない」

    いいのか小学生英語 第6回 「学ぶスピリット足りない」

    「いいのか学校英語」というコラムが朝日新聞に全10回掲載されました。子どものうちからの英語学習方法を、いろんな人から学ぶための内容です。とてもよい内容だったので要点をまとめてお伝えしたいと思います。

    第6回目は、韓国語も堪能な日米教育委員会事務局長、デビッド・H・サターホワイト氏のコメントです。
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    <今回の語り手の名前と職業>
    日本在住通算40年、日米間の教育などを目的とした組織に勤務
    デビッド・H・サターホワイト氏


    <日本と韓国との違い>
    「韓国には何回も訪れ、行くたびに英語力を高めようというスピリットが韓国全体に満ちているのを感じます。
    日本で来年度から小学5・6年で外国語活動が必修になりますが、韓国では97年度から英語が必修になっています。早いうちに留学する生徒も多い。」

    「韓国が英語に熱心なのは、入学する大学によって就職先が決まると言われる学歴主義も背景にあるでしょう。
    でも同時に“使えるようになろう”というスピリットが日本よりも強い。日本語と韓国語は語順が同じなので、似ている単語もあり、英語を学ぶ条件は日韓で変わらないと思います。それなのに、学校で勉強しても実際には英語を使えない日本人が多いのは、そうしたスピリットが足らないからではないでしょうか。」

    <小学生の英語必修化について>
    「もっと低学年でもいい。子どもは吸収が早い反面、忘れるのも早いので授業は週1コマでは少ないのではないでしょうか。短い時間でもいいので毎日あるのが理想です。

    <効果的な英会話学習法とは>
    「語学の勉強は、単語をおぼえ、文法を学び、会話を繰り返す、が三本柱です。学校でもこの基本を押さえつつ、会話の時間をもっと増やすべきでしょう。
    本当に使えるようになるためには、どんどん口に出さなければ決して上達はしません。間違ったら指摘してあげればいいのです。」
    (2010年8月20日(金)の朝日新聞コラム“いいのか学生英語”から一部抜粋しました)
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    今回の英語学習方法のまとめ (by 管理人)

    日本からの留学希望者数は毎年少しずつ減っています。
    具体的なデータは、日本では1997年(バブル期)4万7千人がピークで、2009年は3万人に。アジアからの留学生をみてみると、中国は約10万人、韓国では7万人を超えているのだとか。

    今回のコラムではサターホワイト氏は日本と韓国を比較したコメントをしていました。お隣どうしであり、文化的にも似ているからでしょうね。
    確かに韓国と比べると、日本は「国をあげて英語を学ぶことを応援している!」というスタンスではありません。

    確かに「英会話をものにする」という意味では韓国と比べて日本は遅れています。ですがそれは小学生のうちは日本語や日本文化をしっかりと学ぶことを優先してあげたい、という日本政府の気持ちでもあるわけです。

    仮に小学1年生から英語の授業を毎日取り入れれば、英会話は上手くなるでしょう。ですがそのぶん、何かの科目の授業が減らされてしまうことになります。それを「良し」とするのか「悪し」とするのかは、判断がわかれるところです。

    管理人である私の個人的な意見を言わせてもらえば、
    「他の教科をしっかり学校で学ぶ。(英語必修化以上の)より深い英語力を求めるのなら家庭の判断で、英会話スクールなどに個別に通わせればいい」というスタンスです。

    それは英会話ができても「自分の意見」「日本がどんな国かを世界に伝えたい」「基本的な教養」といった“気持ちの核”がなければ、子どもたちは積極的に外国人と話したい!とは思わないのではないでしょうか。

  • いいのか小学生英語 第5回 「中学時代の基礎は大きい」 by押切もえ

    いいのか小学生英語 第5回 「中学時代の基礎は大きい」 by押切もえ

    「いいのか学校英語」というコラムが朝日新聞に全10回掲載されました。子どものうちからの英語学習方法を、いろんな人から学ぶための内容です。とてもよい内容だったので要点をまとめてお伝えしたいと思います。

    第5回目は、NHK「英語でしゃべらナイト」にレギュラー出演したモデル、押切もえ(おしきりもえ・30歳)さんが行ってきた方法です。
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    <今回の語り手の名前と職業>
    モデル・押切 もえ(おしきりもえ)


    <中学高校時代から英語が好きでした>
    「中高時代から“世界を旅して、いろんな人と出逢いたい”という夢があり、英語の授業がすきでした
     (中略)
    「高校卒業後、仕事をはじめてからも英語力を高めようと英文日記をつけていました。
    “今日は何した”“こう思った”という3行の文章ですが、ワンパターンになりがち。毎日違うニュアンスの単語や表現を辞書で探しては少しずつおぼえるのが楽しみでした。」

    <ニューヨークで英語の力不足を思い知る!>
    「ロケで初めてニューヨークを訪れた25歳の時に力不足を思い知る転機が訪れました。
    先に帰国するスタッフと別行動一人旅を続けたんです。ところがネーティブの話言葉が早すぎて全然聞きとれない。こちらの意思も伝わらない。悔しくてふさぎこみそうになりました。」

    <英会話学習法について>
    「それからは英会話学校に入学を申し込みました。(中略)レッスンで学んだ表現を応用しようと、仕事先で外国人に会うたびに積極的に話しかけていきました。
    仲良くなった外国人に英文でEメールも書きました」

    <外国人に“あなたのメール文章はパーフェクト”だと言われて学校での基礎力に気づいた!>
    みっちり勉強した過去分詞の使い方などの文法や和文英訳の力は、テストで一番にならなくても多くの日本人が潜在的に高いレベルで身につけている。アメリカ人だって、よく過去形と過去完了形を間違えます。
    会話はなれです。耳をきたえ、失敗をおそれずにしゃべる勇気を持てばいい。」

    <英会話を学んでいる学生へのメッセージ>
    「英語は目的ではなく手段。なぜ学ぶのか、ゴールを子どもたちと一緒に考えてあげてください。」
    (2010年8月19日(木)の朝日新聞コラム“いいのか学生英語”から一部抜粋しました)
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    今回の英語学習方法のまとめ (by 管理人)

    今回のインタビュー記事を読んで、「小学生英語コラム第1回」の杉山愛選手のコラムと非常に似ているな、と思いました。

    「まずやりたいこと、目標があって、それで一番になる。英語は1番になるための避けられない手段だった」という意味のコメントをお二人とも残されています。

    簡単にいえば、
    「英語は手段であり、最終目的ではない」
    ということですね。

    子どもを通訳・翻訳家にさせるのではない限り、英語力というのはただのコトバであり、道具だと私も感じています。

  • いいのか小学生英語 第4回 「入試改革なくして 改革なし」

    いいのか小学生英語 第4回 「入試改革なくして 改革なし」

    「いいのか学校英語」というコラムが朝日新聞に全10回掲載されました。子どものうちからの英語学習方法を、いろんな人から学ぶための内容です。とてもよい内容だったので要点をまとめてお伝えしたいと思います。

    第4回目は、塾と予備校で教えてなんと30年! カリスマ英語教師、竹岡 広信(たけおか ひろのぶ ・49歳)さんがオススメしている方法です。
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    <今回の語り手の名前と職業>
    カリスマ英語塾教師・・竹岡 広信(たけおか ひろのぶ)
    「入試改革なくして 改革なし」


    <中学校と高校の英語教育について>
    「バランスが悪いんです、学校英語は。
    “スミス氏は教師というよりはむしろ詩人だ”なんていう英文は知っていても、“新しい着メロをダウンロードした”とか“この服はダサい”とかは言えない。

    普通に使う言葉とあまりにかけ離れたもので勉強しているから、英語が言語だという実感が持てません。自分が使いたい表現を言えない、書けない現状は問題です。」

    <大学入試での英語を変えなければ、学校英語は変わらない>
    「駿台予備校で高校の先生を対象に指導法を教えていますが、“こんな使われていない英語はもうやめましょう”と言うと必ず返ってくるのが“でも推薦入試ででます”。 去年ある有名大学の文法問題をオーストラリア人の先生と一緒にチェックしましたが、8割が不適切でした。

    入試の改革なくして英語教育の改革はありません。 」

    <英語教育で一番大切なことは?>
    「中学高校の先生の質をあげることなんです。採用用件としてTOEIC900点以上とか、英語圏留学3年以上とか、それくらい求めたらずいぶん変わります。(中略)
    国家プロジェクトとしてとりくむべきです。国の力って教育だと思います。早く教育に力を注がないと、この国が傾く。
    ぼくは現状に危機感をもっています。」
    (2010年8月13日(金)の朝日新聞コラム“いいのか学生英語”から一部抜粋しました)
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    今回の英語学習方法のまとめ (by 管理人)

    今回の竹岡さんは「高校の英語の先生に、英語をおしえる先生」です。つまり先生のセンセイ、というわけです。
    よく言われる、「英会話ができるからといって、英語の成績がよいわけではない」「帰国子女でも英語の試験では赤点」というのは、
    竹岡先生がおっしゃっているように入試や試験にでてくる問題が、実際に使われている英語とかけはなれているのが原因なのでしょう。

    日本語でも「ごきげんよう」などという言い方はしませんよね。

    英語の試験でもそういった「古めかしい言い回し」「今では全く使わない言葉」というのが、まだまだあるのでしょう。
    もし子どもに「英会話をみにつけさせたい」のならば、学校だけにまかせていては無理だということですね。学校で覚えられるのは「読み書き」メインとなることは間違いありません。

    ただじゃあ、「読み書きは必要ないのか?」と言われればそうでもないでしょう。
    PCが普及してきた今、ビジネスでのやり取りはネット上だったりメールだったりしますから。

    あなたが子どもに英語をみにつけさせたいのは、一体なんのためなのか?
    そこをまずクリアにしていけば、自然と英語教育の方向性がみえてくるようなきがします。

  • いいのか小学生英語 第3回 「言葉かわす楽しさ知ろう!」

    いいのか小学生英語 第3回 「言葉かわす楽しさ知ろう!」

    子どものうちからの英語学習方法を、いろんな人から学ぶためのコラムが朝日新聞に全10回掲載されました。とてもよい内容だったので要点をまとめてお伝えしたいと思います。

    第3回目は、「小学校で英語授業」の先頭にたつ、文部科学省教科調査官 直山 木綿子(なおやま ゆうこ・51歳)さんのコメントです。
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    <今回の語り手の名前と職業>
    小学生英語のカリキュラムなどを指導している文部科学省教科調査官、
    直山 木綿子(なおやま ゆうこ・51歳)


    <小学校での英語活動の意味とは?>
    「(小学校の英語授業では)文法などの知識や会話技能を身につけることを第一の目標にはしてへんのです。」
    「文法などの知識は中学校へ進んでから、きちんと学べばええんです。」

    <小学校の先生はどういう英語活動をするべきなのですか>
    「先生は英語のお手本やなく、英語を使おうと努力する姿を子どもたちに示してほしい。発音が苦手な先生は、外国語指導助手(ALT)やデジタル教材にまかせればいい。

    あくまでも英語に慣れ親しみ、言葉を交わす楽しさを味わうのが外国語活動の趣旨。(小学校の先生には)そこをきちんと理解してほしい。」

    <小学生がやっておくべき英語学習法まとめ>
    「私自身、小・中学校で英語を教えた経験から、
    小学校の外国語活動は、その後の言葉の力を伸ばすと確信を持っています。

    ガンガンやらんでいい。楽しい体験が、結果として将来の外国語取得につながるんですよ。」
    (2010年8月12日(木)の朝日新聞コラム“いいのか学生英語”から一部抜粋しました)
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    今回の英語学習方法のまとめ (by 管理人)

    実際に小学校で英語活動を必修化させた、文部科学省のお役人さんのコメントです。
    これを読むと分かるように「日本政府は小学生のうちは、とにかく英語に親しめればいい」という方向である、ということが分かります。

    保護者からしてみれば、この方針には賛否両論があるでしょう。
    「子どもをバイリンガル並みにしたい」と考えているならば、子どものうちに浴びておくべき英語シャワー量がまったく足りないからです。

    ですが逆に、「中学校英語の試験では赤点にならない程度にしたい」という考えならば、この小学校での英語必修化はとても役にたつと思います。

    というのも、私自身が中学英語では赤点があたり前という状況だったからです。よく「国語が得意な人は英語も得意」といいますが、私にはあてはまりませんでした。私の場合は国語は100点でも英語は30点でした。
    もし私のときに、現在のような小学校での英語活動があれば、まったく違っていたと思います。

    中学校英語にはいるまえに、事前準備としてヒアリングになれておき、赤ちゃんが知っているような英単語を覚えておくだけで、子どもの英語へのやる気がかなり違ってくることに間違いはないはずです。

  • いいのか小学生英語 第2回「幼い時から“毎日使う”徹底」

    いいのか小学生英語 第2回「幼い時から“毎日使う”徹底」

    子どものうちからの英語学習方法を、いろんな人から学ぶためのコラムが朝日新聞に全10回掲載されました。とてもよい内容だったので要点をまとめてお伝えしたいと思います。

    第2回目は、インターナショナルスクールの理事長になった元駐日インド大使、アフターブ・セット(66歳)さんがすすめている方法です。
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    <今回の語り手の名前と職業>
    東京にあるインターナショナルスクール理事・
    インド人のアフターブ・セット氏


    <経営している東京のインターナショナルスクールについて>
    「日本の幼稚園から高校にあたる全学年で、学習に使う言語はすべて英語。

    さらに英語力をきたえる授業が毎日あり、小学生なら英語の書きとり、会話、作文などを日替わりで教えています。特に話すことを重視していて、週1回の“パブリックスピーキング”の時間には、全校生徒の前で英語で意見を発表させる。宿題は毎日、テストも毎週あります。」

    <早い時期の英語教育はOK?>
    「英語教育をはじめるのに、早すぎるということはない。日本では“幼い子どもに二つ以上の言語を学ばせると、脳に過剰な負担をかける”との慎重論がありますが、全くのナンセンスです。」

    <英語学習法について>
    「楽しんで学べるような工夫は大切です。とくに幼いうちは歌やダンス、漫画やアニメを使って遊びながら学ばせるといい。長期的にやれば単なるお遊びに終わらず、語彙力や聴解力の強化につなげられます。」
    (2010年8月6日(金)の朝日新聞コラム“いいのか学生英語”から一部抜粋しました)
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    今回の英語学習方法のまとめ (by 管理人)

    アフターブ氏のお孫さんは2歳ですが、すでにヒンディー語、ペルシャ語、スペイン語、英語の4つを話すのだとか。
    ですがこれにはからくりがあって、母親がイラン人でベビーシッターがエクアドル人、更にアメリカに住んでいるそうです。

    実際に周りの大人が異なる言葉をはなしているからこそ、お孫さんもたくさんの言語を同時に覚えることができるのだと思います。

    仮に日本にすんでいる子どもをバイリンガルにしたいのならば、やはり片親、もしくは両親が英語ネイティブであることが一番の近道では?と感じました。
    そうでないなら、日本語と同じ量の英語シャワーを子どもにあびせ続けるしかないようですね。

  • いいのか小学生英語 第1回 「恋愛映画を100回 英会話学んだ」

    いいのか小学生英語 第1回 「恋愛映画を100回 英会話学んだ」

    子どものうちからの英語学習方法を、いろんな人から学ぶためのコラムが朝日新聞に全10回掲載されました。とてもよい内容だったので要点をまとめてお伝えしたいと思います。

    第1回目は、世界中で試合をしてきたプロテニス選手、杉山愛(すぎやまあい・35歳)さんが行ってきた方法です。
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    <今回の語り手の名前と職業>
    プロテニス選手・杉山 愛(すぎやまあい)


    <はじめて英語に触れた時期はいつ?>
    「幼稚園に行く前から英語に興味がありました。英単語のカードで遊んだり、男の子が魔法の国を冒険するお話が英語と日本語で語られるテープを聞いたり。」

    <どうやって英語が話せるようになりましたか>
    「ほとんど独力で英語を勉強しました。役にたったのが映画です。好きだったのは“プリティウーマン”。100回くらいは観ましたね。ラブロマンスや学校が舞台など日常生活が出てくる映画は実際に生かせる会話を覚えることができます。」

    <英語学習法について>
    「文法的なことは中学くらいのレベルができればいい。まず“聞くこと”が大事です。

    <英語を学んでいる学生へのメッセージ>
    「私がそうだったように世界を舞台にしたいと願うなら、英語への取り組み方も明確になります。

    学校でなぜ英語を学ぶのか。
    どう生かすのか。

    英語教育では単に習得技術を教えるだけではなく、そういう目的意識を持てる助言も必要ではないでしょうか。」
    (2010年8月5日(木)の朝日新聞コラム“いいのか学生英語”から一部抜粋しました)
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    今回の英語学習方法のまとめ (by 管理人)

    杉山さんは3歳くらいにはすでに英会話に慣れしたしんでいます。話せなくとも英語のテープを繰り返し聞くことでヒアリングはそこそこ出来ていたようです。

    小さなときからヒアリングの下地ができていたので、大人になってから「映画を何度もみる」、ということで英会話力がどんどんと伸びて行ったと考えられます。
    また、彼女の場合は「世界でテニスをする上で、英会話力が必要だった」という背景もあるようです。

    「英語を学ぶ子ども自身が目的意識をしっかりと持つことが一番大切」だと杉山さんご自身も語っています。

    つまり今回の杉山愛さんの経験談をまとめると、

    英会話力を高めるために必要なのは
    (1)小さな時から慣れ親しむ
    (2)子どもの「やる気」を引き出す

    という2点が大切だと言えるでしょう。