子どものうちからの英語学習方法を、いろんな人から学ぶためのコラムが朝日新聞に全10回掲載されました。とてもよい内容だったので要点をまとめてお伝えしたいと思います。

第1回目は、世界中で試合をしてきたプロテニス選手、杉山愛(すぎやまあい・35歳)さんが行ってきた方法です。





<今回の語り手の名前と職業>
プロテニス選手・杉山 愛(すぎやまあい)


<はじめて英語に触れた時期はいつ?>
「幼稚園に行く前から英語に興味がありました。英単語のカードで遊んだり、男の子が魔法の国を冒険するお話が英語と日本語で語られるテープを聞いたり。」

<どうやって英語が話せるようになりましたか>
「ほとんど独力で英語を勉強しました。役にたったのが映画です。好きだったのは“プリティウーマン”。100回くらいは観ましたね。ラブロマンスや学校が舞台など日常生活が出てくる映画は実際に生かせる会話を覚えることができます。」

<英語学習法について>
「文法的なことは中学くらいのレベルができればいい。まず“聞くこと”が大事です。

<英語を学んでいる学生へのメッセージ>
「私がそうだったように世界を舞台にしたいと願うなら、英語への取り組み方も明確になります。

学校でなぜ英語を学ぶのか。
どう生かすのか。

英語教育では単に習得技術を教えるだけではなく、そういう目的意識を持てる助言も必要ではないでしょうか。」
(2010年8月5日(木)の朝日新聞コラム“いいのか学生英語”から一部抜粋しました)




今回の英語学習方法のまとめ (by 管理人)

杉山さんは3歳くらいにはすでに英会話に慣れしたしんでいます。話せなくとも英語のテープを繰り返し聞くことでヒアリングはそこそこ出来ていたようです。

小さなときからヒアリングの下地ができていたので、大人になってから「映画を何度もみる」、ということで英会話力がどんどんと伸びて行ったと考えられます。
また、彼女の場合は「世界でテニスをする上で、英会話力が必要だった」という背景もあるようです。

「英語を学ぶ子ども自身が目的意識をしっかりと持つことが一番大切」だと杉山さんご自身も語っています。

つまり今回の杉山愛さんの経験談をまとめると、

英会話力を高めるために必要なのは
(1)小さな時から慣れ親しむ
(2)子どもの「やる気」を引き出す

という2点が大切だと言えるでしょう。