フォニックス(Phonics)とは、はじめてみた英単語でも読めるようにするルールと方法のことです。例えば普通のABCソングの歌詞なら“エィ、ビィ、スィー・・・”と読みますよね。しかしフォニックスをつかうと、“アッ、ブッ、スッ・・・”という具合になります。
日本語でも幼児に単語を教えるときに、「“ね”は“ねこ”のねだよ~」と表現します。フォニックスもまったく同じことだと考えてください。




 このフォニックスを覚えていれば、「英単語をきいただけでなんとなくつづりがわかる」「はじめての英単語もよめる」と、とにかく便利です。英語圏のアメリカやイギリスでは小学校1年生にあがったころに先生が教えてくれます。ちなみに私が高校生のときには「発音記号」というものがありました。が、私はこの発音記号がまったく覚えられず苦労させられました。15年くらい前の英語検定には発音記号に関する問題もよくだされていましたが、近年では検定で出題されることがなくなったようです。

 日本の子供が英語学習するときには、このフォニックスの学習がはずせなくなっています。最初に教えておくことで効率よく英語をものにできるためですが、残念ながら小学生英語でも中学生英語でも、時間がなかなかとれずにフォニックスをしっかりと教えてくれないようです(私立なら別でしょうが・・・)
小学校を卒業するまでに、フォニックスをしっかり教えておけば中学校や高校の英語授業では、かなり役立つはずですよ。

■フォニックスの例外■
 こんな便利なフォニックスですが、例外もあります。英単語全体の約25%はこの「フォニックスルール」にあてはまらない単語です。こういったルール外の英単語は単語のつづりをまるごと覚える必要がでてくるので注意してください。
そういえば、日本語にも音読、訓読にあてはまらない言葉がありますよね。 
例: 八百万 → やおよろず、