小学生英語をおしえるにあたって、小学校の教師はまだまだとまどっている場合が多いようです。2011年2月16日付 朝日新聞にそれについて興味深い記事があったのでお知らせします。
多くの小学校が必修化前に前倒しで英語授業をおこなっているにもかかわらず、いまだに英語の授業そのものに不安を感じている先生の姿があるようです。




小学英語 教師の不安

 小学校での英語教育そのものは、この10年ほどで先行導入が進み、07年度の文部科学省の調査では全国の公立小の97.1%が何らかの英語教育を実施していた。ただ、その実施コマ数は6年生で月平均1コマ強にとどまっている。
 英語教育が必修化されると、5・6年生では週1コマ程度の授業回数になる。07年度調査では、6年生の英語教育の65.4%でALTが授業に参加していたが、必修化後はALT(外国人助手)の人繰りがおいつかず、担任だけで授業に臨む場面が増えそうだ。  

つまり、これまではALT(外国人助手)の力をかりることができていた学校でも、人手がたりなくなりそう・・・とのこと。ますます小学校の先生の不安が高まってくるといえるでしょう。

ただ、そういった英語授業の不安を解消すべく地域によっては英語科のある女子大が授業のお手伝いをしてくれる例もあるのだとか。先生はもちろん助かりますし、女子大側にしても「ゼミの研究結果としてつかう」「研究活動をかねて小学校用の英語教材づくりにとりくめる」というメリットがあるようです。両方が助かるよい例ですね。

ただ、まだまだこういった地域ぐるみで英語授業をサポートできているのはとても少ないのが現状だといえるでしょう。