英語が母国語として使用されていない44カ国・地域を対象にした英語力ランキングで、上位陣はスカンジナビア諸国が占め、反対に低いのはロシアや南米諸国であることが明らかになった。日本は14位だった。




 英語教育大手のEF English Firstは、2007年から09年にかけ、社会人生徒230万人以上のスコアを比較。それによると、英語力が最も高かったのはノルウェーで、次いでオランダ、デンマーク、スウェーデン、フィンランドとなった。

<アジア地域ランキング>
9位 マレーシア
12位 香港
13位 韓国
14位 日本
25位 台湾
29位 中国
<その他の地域ランキング>
16位 アルゼンチン
30位以降 ブラジル、ペルー、チリ、エクアドル、ベネズエラはいずれも30位以内32位 ロシア

 [2011年3月31日付 ロンドン ロイター通信より]

テストをおこなったEF English First社は、
「英語力は所得水準と大きな関連性があると。経済力のある国は教育への出費が多く、結果として英語が上達したと」
と説明しているそうです。

確かに上記のランキングをみていると
上位…ヨーロッパ
中位…中流アジア(日本ふくむ)
下位…ロシアと南米諸国
という図式ができていますね。

韓国は日本と位置がちかく文化もにているので、英語力面でもよく比較されます。“おとなり韓国のほうが英語教育は進んでいる”という教育家のコメントがよく新聞にものっていますが、
こうして順位をみると13位と14位でほとんど同レベルといえるのではないでしょうか。

「日本の英語教育はおくれている」「学校英語はよくない」といった意見がテレビや新聞ではときたま見かけますが、アジア地域というくくりでみれば、結果はまずまずなのでは?という気がしますね。