私は小学生には高校で使うような辞書は必要ないと考えています。
理由としては、小学生のうちは(1)辞典・辞書が必要なほど難しい単語を覚える必要がない (2)ヒアリングを重視したほうがよい と考えているからです。
実際に2011年度から必須になった小学生英語の授業活動では辞典は使いません(2011年1月の情報です)
ですが、ご家庭によっては「絶対ほしい!」「塾で使う」「子供じゃなくて親が調べたい・・・」という場合もあるでしょう。そこで、このページでは目的に合った、「小学生むけのよい和英辞典(英和辞典)の選び方」をご紹介したいと思います。
<目的1> 自宅で使う場合
自宅で楽しむだけなら、「ピクチャーディクショナリー」(イラスト付辞書)を選びましょう。“ひく”というよりも“見る”という感じでしょうか。最近では「音声ペン(タッチペン)」といって、ページにあわせると英語を発音してくれる電子ペンもあります。
これなら楽しんで単語を覚えられると思いますよ。
<目的2> 塾で使う場合
もし塾で使うのなら、塾が推薦しているものがあるはずなので確認しましょう。出版メーカーによって例文などが微妙にちがうもの。
塾の講師が例文を引用したりする場合があるので、同じものを買うのが無難です。
<目的3 保護者が調べたい場合>
子供に英語を教えるために、保護者のかたが必要な場合もありますよね。
「昔は持っていたけど、引越しのときに捨てた」という方もいることでしょう。ちなみに私の自宅には短大のときに使っていた英和辞典、英英辞典があります。ですが、調べるときにはネット辞書で調べています。やはりいちいち辞書をひくよりも、そのほうが早いです。
■定番の紙辞書なら■
紙の辞書は電子辞書にくらべると例文が多くのっているのが特徴です。
小学生なら英和と和英が一冊になっているコンパクトタイプのもので充分でしょう。中学生になっても充分つかえます。
■電子辞書なら■
私は持っていないのですが、最近は中学生でもけっこう持っているようですね。最初は保護者の方が使って、子供が少し大きくなったらゆずってあげてもよいでしょう。
内容的には「ジーニアス英和辞典」が入っていて、スピーカーで英語音声が確認できます。また和英(英和)だけでなく国語辞典データなどが入っている電子辞書がほとんどです。