いいのか小学生英語 最終回 「“黒幕”大学教師、邪魔するな」

「いいのか学校英語」というコラムが朝日新聞に全10回掲載されました。子どものうちからの英語学習方法を、いろんな人から学ぶための内容です。とてもよい内容だったので要点をまとめてお伝えしたいと思います。

最終回になる第10回目は、英語トレーニングのICC代表で、「TOEICの伝道師」とも呼ばれる、千田 潤一さんのコメントです。
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<今回の語り手の名前と職業>
TOEICの伝道師
千田 潤一さん(ちだ じゅんいち・62歳)


千田さんはこれまでに、企業人や教員むけに英語トレーニング法の研修を4000回も行ってきたそうです。

<学校の先生へ>
「中学高校の先生はプロとして、もっと英語力を鍛えてほしい。先生たちのTOIECの点数は、公開テストから酢いしくすると、平均して中学教員が560点、高校教員が620点前後です。
これは英語を教えるレベルではなく教わるレベルです。
英語ができなくても飯がくえる唯一の英語関係の仕事が中学高校の英語教員って、おかしくないですか。

<大学入試問題は、なぜ実践とかけはなれているのか?>
「新入社員の英語力が低いのは、中学高校の先生によるところが大きい。でも本当の“黒幕”は大学入試問題を作る大学の英語の先生です。
なぜ実需とかけはなれた問題をつくるのか。

お願いですから、大学の先生は入試で英語教育の邪魔をしないで欲しい。入試はTOIECなどの外部テストを使ったらいいんです。
これ一発で大きくかわります。」

<適切な自己学習のやりかたを中学高校でおしえよう>
「何を、どう、どれだけやれば、どこまでのびるのか。(先生は)生徒に目安をみせてあげてください。私たちの企業研修では必ず見せます。

音読は5回、音読しながら書き写す“音読筆写(ディクテーション)”は20回、リスニングは約300時間ごとに体に変化がおきる。合計2千時間ほどで劇的な変化がくる。

それを最初にみせて、目安と希望を持ってもらいます。」

<英語力を伸ばすうえで、学校は重要!>
「英文法が大嫌いだった高校時代、先生に“本は基本構文の宝箱”と勧められ、安部公房の「砂の女」の英訳版を読みました。分からなくても辞書を片手にひたすら読み続けたら、文章の型が自然tみにつき、成績がびっくりするほどあがった。」
(2010年9月2日(水)の朝日新聞コラム“いいのか学生英語”から一部抜粋しました)
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今回の英語学習方法のまとめ (by 管理人)

今回の回答インタビュアーは、なんと!大人向けの企業研修を4千回もこなしてきたという、千田氏です。この方も「大学入試をもっとTOIECのように、実践にそった内容にするべきだ」と言っておられます。

それは私も同感です。2011年現在、日本の学校では「受験英語」と「英会話」の2種類が存在しています。普通にネイティブと話すには「英会話」が必要なのに、英語をつかって好きな仕事につこうとすれば「受験英語」をさけては通れません。

この2つを1本化できれば、よりよいわけですが、2011年度の高校&大学入試テストをみるかぎりまだまだ実現にはほど遠いでしょう。

では私たち子どもの保護者はどうしたらいいのか!?
それにはやはり
「なぜ子どもに英語を学んでほしいのか?」
「子ども自身の夢はなんなのか?」
という目的意識をハッキリさせることだと思います。

例えば第1回目に紹介した杉山愛さんのように「世界でテニスをしていくために英会話が必要」というのならば受験英語はまったく不要ですよね。英会話スクールにどんどん通って会話力をあげるべきです。

また、子どもが「将来はスペースシャトルの設計をしてみたい」という大きな夢を抱いているかもしれません。
それならば英会話力だけあってもダメですよね。受験英語をしっかりこなして、よい学校にいって、スペースシャトル製造に携わっている一流企業に就職する必要があるわけです。

子どもがまだ小さいうちはそこまで考える必要はありませんが、小学5年生くらいになれば、将来の夢を含め、親子でいろいろなことを話し合うことも大切になってくると思いますよ。

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